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「オーガニックコスメを通じて、人と地球の未来に貢献する」
をミッションに掲げるjohn masters organics。
環境に配慮した持続可能な製品作りはもちろん、
パッケージや紙袋、
緩衝材などの循環に取り組む「NO BEAUTY WASTE」など、
さまざまな「green beauty action」を実践しています。
その中でも継続的に行っているプロジェクトが残布のリユース。
セレクトショップや繊維会社から
余った生地(残布)を買い付け、
お客様へお渡しする商品の気泡緩衝材の代わりに
使用したのが始まりです。
2020年からはYANUKと提携。共に環境に配慮した
サスティナブルなものづくりを行う両ブランドが手を取り合い、
残布リユースプロジェクトについて語り合います。

12年前から残布リユースプロジェクトに
取り組むjohn masters organics

牧原綾香:(YANUK PR)このコラボレーションは「YANUK」のプレス向け展示会の開催時に、john masters organicsのT&Eハンドリフレッシュナーを残布ポーチに入れてノベルティとしてお渡ししたのが始まりでしたね。

野田義宗氏(john masters organics代表取締役CEO/CBO):これがきっかけとなり、お互いの残布に対する意識の高さを知ることになりました。両ブランドともに残布の価値を理解しているため、次なる可能性を秘めたプロジェクトとして進んでいます。

牧原:john masters organicsでの残布のリユースプロジェクトはどのように始まったのですか。

野田:2010年当時、表参道で残布を使ったワークショップが開催されていたんです。そこで残布を再利用し、新たなプロダクトとして提案する作家の方に出会いました。そこで初めて残布リユースの存在を知り、私たちにも同じようなことができないかな、と思ったのがプロジェクトの始まりです。当時、john masters organicsでは瓶を使用したプロダクトが非常に多く、それを梱包するために気泡緩衝材の消費量も増加していきました。常日頃からそこに大きな無駄と違和感を感じていました。そこで気泡緩衝材の代わりに廃棄されるはずの残布を使用することにしたんです。残布の持つ手ざわり、ハンドメイドの雰囲気は、オーガニックの商品を扱っている私たちにとって重要な要素でもありました。

牧原:私自身もノベルティ制作でのお取り組みがきっかけとなり、john masters organicsの12年に及ぶ残布リユースプロジェクトの存在を知りました。サスティナブルやSDGsなどの言葉に注目が集まるずっと以前から、当たり前のように持続可能なものづくりを続けてきたブランドに会社として非常に大きな感銘を受けました。実はそれまでは、生地の廃棄処分を回収業者の方に依頼していました。倉庫に残しておくのも罪悪感があったため、そうせざるを得なかったのですが、最終的な用途も不透明だったため、もやもやとした気持ちの悪さを抱えていました。そんな中出会ったのが、残布リユースプロジェクトだったんです。私たちに環境保護に対する意識を変化させるきっかけを与えてくれたjohn masters organics。そんな信頼するブランドに生地を託したいと思うようになったんです。

残布リユースは作品づくりのようなもの
それは丁寧な物作りにも繋がっています

牧原:YANUKでのリユースは、まずロールの状態で残っている残布をYANUKの自社工場で選定し、何種類かのスワッチをjohn masters organicsに送ります。そこで最終的に緩衝材として使用する生地をセレクトしていただく。最初に倉庫に納品をしたのは約280mの残布でした。残布リユースプロジェクトに参画した2年前から計5回、トータル約3500mもの残布を提供することができ、廃棄していた頃の罪悪感はなくなり、今では「化粧品ブランドで緩衝材として使われているんです」と気持ちよく胸を張って説明しています。
野田:残布リユース工程はまるでひとつの作品作りのようなもの。そのため私は定期的に倉庫に行くようにしています。そこではスタッフがロールで納品された残布を緩衝材として適切な大きさになるように裁断。それを全てたたみ直し、瓶製品等を包んで全国48店舗へ発送しています。そこに至るには手の込んだ工程が必要となります。しかしそれは決して無駄な作業ではなく、丁寧なものづくり、商品の丁寧な提供に直結するものだと私は確信しています。
またお客様へ商品をお渡しする際には「YANUK」というデニムブランドから緩衝材となる残布を提供していただいていることや、「残布とはこういうもので、ご家庭で使用する際には、このような用途がありますよ」といった残布の有用性をきっちりとスタッフから説明しています。

牧原:これが残布リユースプロジェクトの一連の流れなのですね。

野田:そうです。つまり残布リユースプロジェクトは地球に優しく、さらにビジネスとしても無駄がなくスマート。そして実に多くの人の協力の元に作られていて、製造工程にはしっかりとストーリーがある。残布リユースプロジェクトを12年前から継続している理由はそこにあるのです。

green beautyの体験が起点となって
幸福感のあるサイクルが広がって欲しい

牧原:YANUKでも近年、環境負荷が少ないオーガニックコットンを使用したエコデニムへの取り組みを本格的に行っています。岡山の自社工場で多額の設備投資を行い、デニム加工時に出る排水量を減らすためレーザー加工機や水を約70%削減できる機材などを導入しました。

野田:残布リユース開始当初である2010年からの10年間は、john masters organics製品をお取り扱いいただいているセレクトショップなど取引先にお声がけをして、そこで余っている残布生地を購入していました。しかし2020年からは、YANUKを擁するカイタックインターナショナル一社からのみ提供を受けることに。エコデニムへの姿勢や、2022年から太陽光発電を工場に設置するなど、本気で環境問題に取り組んでいるという強い想いに共感したのがその理由です。YANUKとの残布リユースプロジェクトは今後も継続していきたいと思っています。次は緩衝材だけでなく、全ての資材に残布を用いたエコバッグの開発も検討したい。単に化粧品を売るのではなく、会社のミッションとして大切にしている「green beauty」という価値観を体験してもらう。こういったポジティブな活動が起点となって、周囲に幸福感が広がるようなサイクルを作っていくこと。それが我々の目指す「green beauty community」なのです。

NYのトップスタイリスト、ジョン・マスターが設立したライフスタイルコスメブランド。“オーガニックコスメを通じて人と地球の未来に貢献する”という理念に基づき、農薬や化学肥料を使わずに栽培・収穫された自然由来の成分を使用。環境に負担をかけない製品づくりを進めてきました。
自分自身が最も美しく見え、かつ最も心地よく感じるのが真の美しさであるという、ブランドの変わらない思想です。地球に敬意をーONE EARTHー

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